ホーム > 当院で受けられる手術・治療 > ドライアイ
ドライアイ
ドライアイは「乾燥性角結膜炎」ともいいます。目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れることによって涙が均等に行きわたらなくなる病気です。
目の不快感や視機能の異常が生じ、目の表面に傷を伴うこともあります。
さまざまな原因が重なって起こるものと言われていますが、高齢化・エアコンの使用・パソコンやスマートフォンの長時間使用・コンタクトレンズ装用者の増加など、私たちを取り巻く環境によりドライアイ患者の数は増加傾向にあります。
- 主な症状
- 目が乾いた感じがする
- ものがかすんで見える
- 目がショボショボ・ゴロゴロする
- 目が疲れる
- 目やにが出る
- 目が重たい気がする
- 目に不快感がある
- 光がまぶしく感じる
- 理由もなく涙が出る
ドライアイの治療
ドライアイのほとんどは、治療が完全に不要となる「完治」までには至りません。
治療や自身のライフスタイル・普段の生活環境の工夫により、症状を軽減しながらうまく付き合っていくことが重要です。
- IPL治療
- IPLという特殊なライトをマイボーム腺の近くに照射することで、マイボーム腺のつまりを解消します。
マイボーム腺の分泌を正常化し、ドライアイ症状の改善を目指します。 - 詳しくは「ドライアイのIPL治療(M22)」をご覧ください。
- 点眼薬
- ドライアイの症状を軽減する点眼薬を使用します。
- 涙点プラグ
- 涙が排出される「涙点」を、シリコン製の小さなプラグで塞ぎます。
涙の排出が少なくなり、眼の表面に涙が長く留まります。
ドライアイのIPL治療(M22)
IPL治療とは
田中眼科では、新しいドライアイの治療法として、「IPL治療」を行っています。
IPLという特殊なライトをマイボーム腺近くに照射することで、マイボーム腺のつまりや炎症を改善し、ドライアイの主な原因となっている「マイボーム腺機能不全」の治療を行います。
当院では、ルミナス社製のIPL機種M22を導入しています。
- マイボーム腺機能不全
- マイボーム腺とは、まぶたの内側にある器官で、油分を分泌することにより、涙の蒸発を防ぐ大切な役割を担っています。マイボーム腺が何らかの原因で詰まったり、炎症や感染により異常をきたして働きが悪くなった状態をマイボーム腺機能不全といい、ドライアイの主な原因となっていま。
治療の流れ
- 1まず初めに
-
- 事前に検査・診察を行い、IPL治療の適応があるかどうかの判断・決定を行います。
- IPL治療の適応と判断された場合、具体的な治療の流れや注意事項について詳しく説明した上で同意いただき治療をおこないます。IPL治療についての効果や注意事項などをご理解いただきご納得いただけるよう、気になる点は医師または看護師にご相談ください。
- 2治療の前に
-
- 眼の周囲に毛が生えていると、毛に反応して痛みを感じやすくなるため、施術前に一部の剃毛もしくは脱毛をお勧めする場合があります。
- お化粧をきれいに落とした状態で治療を行います。
- IPLを当てる箇所にホクロがあるときはシールを貼ってカバーします。
- 3治療
-
- 専用のアイマスクをつけて、顔に密着させます。
- 下まぶたに水溶性ジェルを塗ります。
- 光をあてて治療を行います。
- 4治療後
-
- 治療後、短期間皮膚が赤みを帯びやすくなりますが、ほとんどの場合2~3時間で元に戻ります。(個人差があります)
- 皮膚の弱い方は、ごくまれに赤みやヒリヒリ感がでる場合があります。(個人差があります)
- 治療後、約2週間は紫外線に当たるときは照射部位に日焼け止めクリームを塗ることをお勧めします。
- IPLの刺激によりマイボーム腺の分泌が改善されます。治療効果は個人差がありますが、持続時間は回数を重ねるたびに長くなります。
IPL治療が出来ない方
- 妊娠および授乳中の方
- 光過敏症、光過敏性を高める薬剤をご使用中の方
- 皮膚が日焼けしている方
- てんかん発作の既往歴がある方
- ケロイド体質の方
- 照射部位にタトゥーのある方(アートメイクを含む)
料金表
詳細につきましては、当院までお問い合わせください。